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DIYでスタジオ その5  天井1

■はじめに・・・■

天井の施工だけど、思った以上に大変だった。
一番日数もかかったし、途中変更もあったり、大変だった。
最初の予定は固定式の2層天井。
コンクリートに直付けの木枠にロックウールを充填、その後9mmのボード
その後、そのボード天井にさらに木枠を直付け、グラスウールを充填、(ロックウールとグラスウール2種類使うのはそれぞれ吸音する周波数帯域が違うため)9mmのボード。
という予定だった。
はっきりいって、、、、、甘かった、、、激甘。

まず一層目は予定通り敢行、で、一層目が出来た時点で、上の階の住人立ち会いで測定。
測定ではジャンベを叩いてみた。(およそ110〜120db)
が、想像以上に結果が良くない。
(測定上で、67〜70dbでした、普通にうるさい)
高域の遮音はほぼ問題ないが、低域、はまるで駄目。
よくよく調べると、振動音(固定伝達音)が多いことが解った。
つまり、天井からか、壁からか、特定できないが、振動が上階の床にそのまま伝わっていた。
しかも上階は床に直付けでP−タイルその上にフローリングという状態なんで、固定振動はほとんど減衰しない。

ま・まずい、、、。
このまま2層目を施工しても、高中域の遮音性能は当然あがるが、振動はおそらくほとんど抑えられないだろう、、、。
ということは低域は筒抜けかも、、、、。

愕然として、実はかなり凹んだのだった、、。
防音を甘く考えすぎてた、、、。

ネットなどで調べてみても、固定振動の防音工事はプロでも相当難易度が高い、
ということも知った。
が、ここでやめるわけにもいかない、、。

で、一層目を完成させてから、悩み先に進めず、3〜4日いろいろ調べたり、図面書き直したりで時間はどんどんたっていった。

で、悩み抜いた結果、
2層目の天井はつり天井式にする。
つまり一層目に木枠を直付けせず。
木枠を吊った状態にする、周りの壁とも絶縁状態にする。
つり元で防振出来る構造にする。
さらに一層目の天井全面に遮音シートを貼る。
2層目のボードは9mmから12mmに変更。

ここまでの変更でも、相当大変になることは間違いないが、さらに、、
その出来上がった室内にさらに防振浮き床を作り壁天井をつくる。
つまり防音BOXをまるまる作ることに決めた。
スペース的にさらに狭くはなるが、やむおえない。
振動を減衰させるには絶縁状態を作るのが一番なのだ。

ここまで考えても、これでもdrなどは大丈夫なのか???と心配してる程だ。
それほど打楽器の音エネルギーは凄まじい。(やっと気づいたかw)

結局大幅な変更となったが、やるしか無いので、現在も進行中なのである。
ちなみに現在は2層目の天井も終わり、防音BOXの床も完了、あとはBOXの壁と天井だ。
とりあえず今の時点での測定では、100Wのギターアンプでの音だしにおいては全く聞こえないレベルにはなっている。(ただし爆音なわけではなく、レコーディングするであろうレベル)
あと小型のニアフィールドモニターではフルテンでも全く聞こえなかった。
打楽器以外では相当効果もでているようだ。
少しだけ期待が持てそうだ。

そんな感じですが、詳しくは順を追ってUPしてみたいと思います。
ちなみに天井最終構造は↓です。
DIYでスタジオ その5  天井1_c0068732_081612.jpg


2月28日 天井施工開始
まずはコンクリート下地にコンクリートドリルで穴をあけ、コンクリートビスで木材を固定。
(写真での白塗りの材料)
そこに450ピッチ間で材料をながし固定。
さらに白塗り材料のしたに補強用の1×4材をコンクリートに固定
DIYでスタジオ その5  天井1_c0068732_23502828.jpg

天井中心部は天井に直付けで流した材料に少し上げ気味で固定。
つまり大げさに言うと天井はドーム型となっている。
これは天井が重さで垂れるのを考えるのと、天井は完全フラットで作ると見た目は下がって見える、ということからである。
ほとんどの建築も天井はそうなっているので、興味ある人は調べてみるといいと思います。
どのくらい上げるかは、おそらく面積による計算式とかある?だろうけど、そこまでは解らないので自分は自己流の感覚で18mm程上げました。

3月3日 910mmの間で材料を入れる、その後調整等。
3月4日 ロックウール充填。(写真参照)
DIYでスタジオ その5  天井1_c0068732_0172148.jpg

3月5日 9mmボード貼り(写真参照)
DIYでスタジオ その5  天井1_c0068732_0202324.jpg

DIYでスタジオ その5  天井1_c0068732_0224773.jpg

こんな感じでやってます。
DIYでスタジオ その5  天井1_c0068732_0245284.jpg

白く見えるところはパテですね。
これで天井一層目が終了。

この時点で測定して大幅な予定変更になったのでした、、、つづく。
by plusfactor | 2008-03-27 00:35 | DIY編

完全自作スタジオ、ライブ記録、バンド、機材関係、DIY など


by TAN
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